ＮＯ．９５４
事始
・・2018.1.6・・
標題を「事始」としたが、新年になり初めてフィールドに出掛けた分けでは無く、 リハビリを兼ねて出来るだけ出掛けるようにしている。
よく言われていたが高齢になったら「教育と教養が大事」と言うものがある。 これは「今日行くところがある、今日何かしらの用事がある」 と解釈する。年取ったら、この言葉を念頭に置いてしっかり体も脳も使いなさいと言う戒めだ、こんなことに気遣うほどの年齢になってしまったが、 年頭に当り、今年は転ばないようにして楽しい鳥見撮りで、健康維持に努めて行きたい。

下に掲載の写真は「ウソ」と言う鳥のこけし・・去年の悪いことは全部ウソにして、新年が良い年であることを祈願する「ウソ替え神事」が 今年も亀戸天神で執り行われる

元気いっぱいの鳥の話に。カワセミ心酔バーダーをを横目にして池の周遊木道を進み、本日の撮り初めは「ヤマガラ」。 以前にも、同じ場所でヤマガラを撮ったことがある。木に洞があり、そこに餌になる実を置いていた。
今日は3羽のヤマガラが ニーニ―と鳴きながら、洞の餌を啄んでは飛んで行くことを繰り返していた。実を食べる鳥は両足でしっかり実を掴み、 口ばしで割って中の実を食べる、器用なもので、実を掴んでいる光景は写真の如くで、可愛らしい。
撮り始めは、逃してはならじと、兎に角撮ろうと言うことで撮ってはみたものの逆光で芳しく無かったので、鳥の後ろが暗い場所に位置がえして ものにしたのが掲載の写真、日陰の為ISOを1000まで上げたが、これでもシャッタースピードは1/50だった。大半の写真はぶれていたので 見られるものをピックアップした。

ヤマガラ・・その１

その２（実を両足で掴んで割っている）

その３（お行儀がよろしい）

その４（洞を眺める）

その５

次はカワセミポイントに移動。カワセミは昨年の12月初めから毎回のように見られて、しかも割合近い木の枝に止まり ダイビングを披露してくれるので、普通に散歩する人も携帯を向けて撮る光景が頻繁に見受けられる。 「小さすぎて見えないわ」てな声も聞こえるが、それはそうだろう。そんな人に写した写真を見せてやると、効果抜群で「わ―きれい！ 腕が良いんですね」・・ちょっとばかり嬉しいものだ。
カワセミ・・その１

その２

次の狙いは、と言うより、歩きまわっている内に運よく出くわしたのは「ウグイス」 、誰もが知っている「さえずり」はもう少し先になる。
「ジ、ジ・・」と言う地鳴きがあちこちで聞こえるが、 下草が生えたところを好んで餌探しをするので、なかなかまともな写真を撮らせてもらえない。 まー見られるような写真を掲載している。
ウグイス・・その１

その２

水辺観察園の周りにはピラカンサやノイバラの赤い実が未だ残っている。この時期は餌が乏しいので 食べたいのは山々だろうが、人が通るので警戒してなかなか寄りつかない。
それでも、空腹には耐えられないと 思ったか？ピラカンサにメジロが群れでやってきてくれた。
メジロ・・その１

その２

その３

センダンの実を食べるヒヨドリはカメラマンにとっては このシーズンでの狙い目の一つだが、自然のことだけに、殆ど期待するような光景を手にするのは難しい。 狙った実にホバリングしてくれるのは、１０回に１回も無いだけに、狙いが当った時は やった！と言う気分、レビューしてみて、羽ばたいて、目が輝いている写真が撮れた折には、嬉しさもひとしお。
残念ながら、今日も満足できる写真は手に出来なかった、ほんとに難しい。難しいから続けられる。これが老化防止の秘訣だろう。 今日は収穫の多い一日だった。全種類ではないが色々を掲載する。
ヒヨドリ・・その１（実をくわえていればな〜）

その２

コゲラ

ジョウビタキ♀

モズ

アオサギの舞

ハシビロガモ

今日の野鳥：
カワセミ、メジロ、ジョウビタキ、モズ、ウグイス、シジュウカラ、コゲラ、ツグミ、ムクドリ、アオサギ、ゴイサギ、オオバン、ヒヨドリ、ホシハジロ、 カルガモ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、カワウ、キジバト、カラス、スズメ