・・・広大な演習場はススキ原・・・

山中湖畔の民宿に泊り 早朝４時半宿を出発、途中コンビニで朝飯、昼飯を調達して演習場へ。 初めての所であたりは未だ真っ暗やみ、しかも演習場となるとあまり気持ちの良いものではない。
ゲートは開いていて中に入ってはみたものの簡単な説明の案内板 が何を意味するやら分からず「戦車道」とか「・・・・」やらで途方に暮れる。 兎に角少し奥に車を走らせる。
機関銃で撃たれないかと思ったりもする。 車のライトに浮かび上がるのは背丈の高いススキばかり。困った！困った！ 迷子にならないようにまた元のところに戻り他の車が来るようにと祈る。
しばらくして一台の車がやってきたので ほっとして、その車の後を尾行する。直ぐに尾行されたその車はひとたまりもない。 さぞかし気持ち悪かったのではと。すまんことです。
その車の近くに停車して東の空が白々と明けるのを待つ。富士山には雲がかかり どうも状況は悪そう。見当がつかずまたまた元のところに戻り反対側に移動して 兵舎が見える小高い所で停車して辺りの様子を覗う。ホオジロらしいさえずりを始めて 聞くも姿は見えず。
一台のRV車が傍らを通過して行ったので慌ててこれも尾行。 こちらは情報を少しでも聞こうと思ったから。ちょっと小高い所に車を止めてカメラをセット中。
「おはようございます。今日はどうでしょうね？」「この天気では？だめでしょう。度々 来るのですが富士山も良いものはなかなかです。」どちらからですかと聞かれたので 「練馬です」と。「鳥をやっているんですが、これだけ広いと・・・。」しばらく富士山談義と カメラ談義をして失礼して鳥探しに出掛ける。
７時頃になり明るくはなったが雲が立ち込め 富士山もたまに顔を見せるだけの悪コンディション。戦車が通る道だけあってキャタピラー で道が削られ車はゴト、ゴト、ゴトと乗り心地は最悪。
何処に行ってもススキ原でその中に ちらほらぽつんと木がたったり、ちょっとした林も散見される。場内を方々走り回ったので道の様子が大分分かるように なってきたが鳥の方はなかなかでホオジロとチョウゲンボウがやっと。
オオジシギを求めて来たのだが時期が遅かったのか発見できず。 ここは広すぎて度々来て野鳥の様子がわかっていないと難しい。 キノコ採りと思われる人もたまに。それにしても広大な素晴らしいところを射撃等に使っているのは いかがなものかとも思う。そうは思っても晴れた日に再度富士山写真と鳥撮りに挑戦したいものである。 因みに、ここは協定により毎日曜日０時から夜中の１２時までの丸２４時間開放されている。

今日の野鳥：ホオジロ、チョウゲンボウ

写真は上左から：北富士演習場のロケ、演習場からの富士山、ホオジロ、チョウゲンボウ